こんにちは、Daiです。
先日、豊洲のお隣で活動されている「東陽・新砂地区ルネサンス協議会」さんが主催するイベント「水辺の大実験 ~フィットネスロード汐浜運河~」にお声掛けを頂き、仲間と共にSUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)のデモンストレーションをしてきました!
こちらのイベント、江東区東陽町に本店を構えるスーパーゼネコン、竹中工務店さんの「まちづくり戦略室」高浜洋平さんの『妄想(ご本人談)』が実現されたもの。
2年半ほど前、「豊洲の運河でSUPで遊んでいる」という私に興味を持って頂き、「水辺の開放」について、お酒を片手にざっくばらんなディスカッションをさせて頂いていたんですね。
「水辺の賑わいは『桟橋』が肝になる」という私の想いと共に、その後も情報交換をさせて頂いて以来、高浜さんと、今回のイベント全般をサポートされた「ミズベリング」ディレクター岩本唯史さんのご尽力の結果、汐浜運河への扉となる簡易桟橋がお披露目となったのでした!
そして、我々も地域住民を代表!?して、パブリックな形で仲間たちとその桟橋を使わせて頂けることに。
水辺の利活用というのは、皆さまの想像以上にややこしかったりするんです。。。前例主義でリスクを負いたくない行政はいわずもがな、関連事業者の既得権益や権利関係の兼ね合いなんかもあり、それはもう面倒なことばかり。
それに対し、竹中工務店さんをはじめとした企業の皆さまが、地域の為にバックアップをして頂けたことで、少しづつ水辺に変化が起き始めたのでした。
そこに地域住民の賛同や協力の裾野が広がり、主体的な住民(これ大事!)による水辺の活用が進んでいくことができれば、それは地域の特色となって、豊かな「水辺のライフスタイル」の醸成につながるんじゃないかな、なんて。
わざわざ遠くの地まで足を延ばさなくても、身近な地元でこんなにも自然を感じ、その美しさを楽しめる場所があることをもっと地域の人達に知ってもらいたいなぁと、紅葉の美しい秋の大横川を漕ぎながら改めて思います。
現状は、どうしてもイベント的なアプローチとなってしまう水辺の活動ではありますが、今回桟橋を設置して頂いたことをキッカケに、それは決して特別なことではなく、日常の風景となるに違いない、と感じさせてもらえたのでした。
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SUPのデモンストレーションを終え、仲間とランチを食べながらくつろいでいると、メキシコ人のデービッドが遊びに来てくれました。
豊洲にお住まいということでご近所さんのデービッド。「翌週に迫った奥さまの誕生日に、彼女が興味をもっている『SUP体験』をプレゼントしたいんだけど、どこでできるか!?」という相談をインスタグラム経由で頂いていたんですね。
めっちゃ、素敵やん!
ご夫婦共にSUPは未経験ということでしたが、なんとも素晴らしいその企画に「私でよければお教えしますよ?」とご提案したところ、打ち合わせも兼ねて挨拶に来てくれたのです。
そして、お誕生日当日は夫婦で日比谷ミッドタウンにてバースデーランチを済ませた後、奥さまには内緒で私と待ち合わせ、そのままお二人を車でピックアップして、SUPの講習&クルージング!という計画となったのでした。
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当日、日比谷の「ゴジラスクエア」にてランチを済ませたデービッド夫妻を待っていると・・・
私のブログを読んでくれていた奥さまはめちゃめちゃ驚いてくれて、こちらが恐縮するぐらい感激して頂いて。。。サプライズ大成功というか、なんとも光栄というか、SUPおじさん冥利に尽きる瞬間に(笑)
日比谷から30分程車を走らせ、安定した水面で初心者にやさしい江東区の「旧中川」にて、SUP体験講習を始めます。
秋晴れの午後、緩やかな風というのサイコーのコンディションの中、いざ水上に出てみると、2人ともすぐに立って漕ぐことができました!
終始ハイテンションのデービッドと楽しんでくれている奥さまの様子を見て、予定外に東京スカイツリーまでの往復8kmを目指すことにしちゃいました。初めての方にはちょっとハードルの高い距離なんですけど(笑)
持ち前のオープンマインドなのか、SUPがさらに彼を開放してくれたのか、すれ違う川沿いの皆さんに積極的に笑顔で挨拶をするデービッド。
声を掛けられた皆さんも、笑顔でデービッドにお返事をしてくれる様子を見て、「これは見習わなければ!」と改めて人見知りがちな自分自身を反省します(苦笑)
デービッド夫妻のお子さん達はもう大きいそうなのですが、彼の奥さまへのやさしさがひしひしと伝わり、ホントに仲睦まじい夫婦でこちらもなんとも幸せな気分に。
豊洲の浮桟橋が開放された暁には、こんな風に喜んでくれる人たちが増えるかも!?と思うと、おっさん、引き続きがんばらねば!と、「やる気」まで頂いちゃったのでした。