★『東京オリンピック競技場』を水上から巡ってみた【前編】はこちら
来年の東京オリンピックが無事に開催できることを願うべく、SUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)に乗って、水上からオリンピック競技会場の近況をお届けする企画の後編です!
沢山の競技会場が水辺に面している「東京ベイゾーン」。ということは、「SUPで行けるんじゃね!?」とアタマをよぎる自分はちょっとヘンな奴だと自覚はしているのですが・・・
やっぱり、なんらか目的地があったほうが漕ぐにも張り合いがでるものです。ということで、今回は「水モノ」競技の会場を攻めてみました!
まず目指すのは、東京ゲートブリッジのたもとにできた「海の森水上公園※地図⑳」。建設前の2017年1月当時にも予定地をSUPで行ってきたんですけど。
ここは大型船の航路をまたぐこともあり、航行時間のチェックが必要。そして風や潮のコンディションの影響も大きい場所なので当日の状況を見極め、SUP経験豊富な仲間と一緒に向かいます。
豊洲のお隣、東雲(しののめ)のタワマン群を抜け・・・
東京ゲートブリッジが徐々に近づいてくるがこのコースの魅力。
無事、「海の森水上公園※地図⑳」に到着するも・・・
海からの視界では、競技会場はいまいちよくわからない感じ(苦笑)
ここでは、カヌー(スプリント)とボート競技が行われる予定ですが、そんなことより、東京ゲートブリッジを見上げる景色の迫力の方に心が奪われます(笑)
完全に企画の主旨と違いますが(苦笑)
ゲートブリッジの外に出るみると・・・
リアル東京湾が美しい。。。
ひと時の開放感を味わった後は、他の「水モノ」競技会場を目指します!
途中、沈没船を眺めながら・・・
水泳競技のメッカ、「東京辰巳国際水泳場 ※地図㉕」に到着。1993年に竣工され、これまで日本の水泳競技における中心的施設として国際大会及び日本選手権など全国規模の大会が多数開催されてきた場所なんですね。
今回のオリンピックでは、水中の格闘技「水球」が開催されることに。
そして、そのすぐそばに新たに建造されたのが「東京アクアティックスセンター※地図㉔」
世界最高水準の水泳競技場と言われ、メインプールにダイビングプール、サブプールをが併設。オリンピックでは、競泳、アーティスティックスイミング、飛込と、多くの水モノ競技が開催されることもあり、殿堂感に溢れていました!
出場する選手だけでなく、世界に誇れるオリンピックにするべく競技会場作りに携わった多くの裏方の方々の存在に気づかされるなぁ。
★★★★★
SUPでの水上からの競技場巡り、最後を締めくくるのは・・・もちろん、私がチケットをゲットしたあの場所しかありません!
そこまでの道のり!?にはマリーナがあり、ヨットや船の交通量の多い新砂水門を経由しないといけないことから、これまでSUPではあえて行かなかった未踏のエリア。
マリーナからの出航が少なそうな日と時間帯を見て現地へ向かうと、新砂水門が出迎えてくれました。
現在、水門を工事中で片側交互航行とのことで、警備船の皆さまに誘導されながら、合図にあわせて通行すると・・・
眼前に広がる荒川の河口!!
川幅はなんと740m。川というより海感満載!その上をまたいで並走する首都高速の荒川湾岸橋と国道357の荒川河口橋の下を漕ぎ進みます。
なかなかの迫力。
そして、葛西臨海公園の大観覧車に向かって荒川を横断!
そこにあるはずなのは、そう、「カヌー・スラロームセンター※地図㉒」。
葛西臨海公園の隣接地に新しく整備される国内初の人工コースで、大会後には、様々な水上スポーツ・レジャーを楽しむ施設となるとのこと。
「カヌー・スラローム」とは、急流のコースに設定したゲートを通り抜けゴールまでのタイムを競う競技。2016年リオデジャネイロ大会で羽根田卓也選手がアジア人初の銅メダルを獲得したやつです!
私自身、この急流を人工的に作り出せる素晴らしい環境にて、リバーSUPの練習をしたい!という野望を抱いています。この場所をSUPにも開放して頂けるよう陳情すべく、いまのうちに地元のSUP仲間を増やしているのも正直なところなのですよ。
そんなカヌー・スラロームセンターに到着!
と思いきや・・・
水上からは全く見えねぇ(苦笑)
本当に先行きが見えなく予断を許さない状況になっている今日この頃。なんとか無事に東京オリンピックが開催されることを心より祈っております。。。